今回は、 医療機関で広報・防災業務などを行いながら、キャリアコンサルタントとして主に医療領域で働く方々や若年層を対象にキャリア支援活動されている、 梶川 勝矢さんよりコラムをご寄稿頂きましたので、掲載いたします。
皆さま、はじめまして。
医療機関で広報・防災業務などに携わりながら、副業でキャリアコンサルタントとして活動している梶川勝矢です。
私は、主に医療領域で働く方々や若年層を対象にキャリア支援を行っています。
医療の現場には、思いやりを持って患者さんに向き合う方が多く、その仕事は患者さんの生活や人生を支える非常に公益性の高いものだと感じています。
一方で、医療現場では常に命が最優先であり、高い専門性や判断力、学び続ける姿勢が求められます。
そのような厳しく責任ある環境の中では、自分自身のキャリアや価値観を振り返る機会を持ちにくいことも少なくありません。
また、私自身も過去に自己理解が不十分なまま進路を選び、短期離職を経験したことから、早い段階で自分の強みや価値観を知ることの大切さを実感してきました。
だからこそ私は、転職支援にとどまらず、「自分は何を大切にして働きたいのか」 、「どのように成長していきたいのか」を整理し、言語化する支援を大切にしています。
国家資格を持っていることがそのまま安定につながる時代ではないからこそ、学び続け、変化に対応しながら、自分らしいキャリアを築いていけるよう、 本質的に伴走していきたいと考えています。
育児や仕事に追われる毎日の中で、自分の学びまで後回しにしてしまう。
そんな人は少なくないと思います。
私自身も、自分のキャリアに迷いながら、限られた時間の中で学び続けてきました。
だからこそ今、時間がないからこそ学ぶことが大切だと実感しています。
働く中では、待遇や安定性など気になることはたくさんあります。
けれど、それと同じくらい大切なのは、「自分は何がしたいのか」「何を大事にして働きたいのか」を見失わないことです。
私がリスキリングとして取り組んできたのは、AIやCanvaなどを活用した動画制作や印刷物、そして国家資格キャリアコンサルタントの学びです。
AIやCanvaを選んだのは、病院の広報業務に必要だったことはもちろん、限られた時間の中でも学びやすく、すぐ実践につなげやすいと感じたからです。
これからは、動画を自分たちで作成したり、AIを活用したりすることが当たり前になっていくとも感じていました。
実際に使ってみると、直感的で扱いやすく、一度使うとその便利さや可能性の大きさに引き込まれました。
限られた時間でも工夫次第で形にできる。
その実感があったからこそ、もっと学びたい、もっと使いこなしたいという気持ちにつながっていきました。
動画制作や印刷物は、これまで外部に依頼していましたが、自分で学び、できることを増やしたいと思い、スキルを習得しながら実践を重ねてきました。
少しずつ形になり、できることが増えたことは、自信だけでなく、自分の武器やこれからの安定にもつながると感じています。
また、キャリアコンサルタントの取得を目指したのは、広報の仕事を通じて、情報発信の先には人材確保や定着という役割があることに気づき、キャリア支援と広報を掛け合わせることが自分の強みになると感じたからです。

キャリアコンサルタントの観点からリスキリングを進めるうえで大切なのは、「何のために学ぶかを決める」「強みの掛け算を考える」「自分に合う学び方を知る」ことです。
そして、リスキリング後は「まずやってみる」ことが大切です。
6割理解のままでも進んでみる。
たとえば「医療」と「動画制作」を掛け合わせれば、医療分野に特化した制作という形が見えてきます。
そのうえで、自分に合った学び方を知り、完璧を目指すよりもまずやってみることが重要です。
さらに、学んだことを仕事や副業、ボランティアなど実践の場で使い、改善を重ねていくことで、知識は「使える力」に変わっていきます。
忙しい中で完璧を目指すのは難しいからこそ、まずは寝る前の10分だけでもやってみることが大切です。
そして、悩んだら一人で抱え込まず、周囲の人やキャリアコンサルタントに相談しながら、自分の思いや課題を言語化していくことも大事です。
もし仕事や学び、これからのキャリアについて迷うことがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。
コラム著者











