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2021.03.28 コラム

更新:

コラム「祝!きゃりぽ2周年」

皆様のおかげで、きゃりぽは本日で2周年を迎えることができました!
きゃりぽは、総会員数は550人を突破しており、続々とキャリアコンサルタントと、企業や個人などの依頼者とマッチングいただいております!

また、きゃりぽへの、ご意見・ご感想もいただいており、嬉しい限りです!
これからも、いただいたご意見に寄り添い、キャリアコンサルタントに関わる全ての方に、満足いただけるようアップデートしていきたいと思っておりますので、これからも、きゃりぽをどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、 キャリコンプレスのインタビュー記事や、スターターキットの作成にもご協力いただいております、中部キャリアコンサルティング普及協会の中村 英泰さんより、コラムをいただきましたので、掲載させていただきたいと思います。

  1. コラム「祝!きゃりぽ1周年」
  2. コラム「職業の選択におけるキャリア的視点」
  3. コラム「働くって素晴らしい!を伝えたい」
  4. コラム「副業?複業?福業?…パラレルキャリアって?」
  5. コラム「変革・従業員・企業(組織)がキーワードの企業領域キャリア支援」
  6. コラム「人生の後半戦、私たちはもっと輝こう!『女性50代からのキャリアデザイン』」
  7. コラム「祝!きゃりぽ2周年」
  8. コラム「女性のキャリアにプロティアン」
  9. コラム「訪れるキャリアトランジション(転機)に備える」
  10. コラム「企業領域におけるキャリアコンサルタントの存在価値~自己理解~」

“きゃりぽ”2周年、おめでとうございます! 

総会員数が500名を突破し、3年目に向けてキャリアコンサルタントからの期待が高まる“きゃりぽ”にお祝いの気持ちをコラムとして寄せたいと思います。

変化社会におけるこれからのキャリア

「The Career Is Dead」

これは、アメリカの心理学者でキャリア論の権威であるダグラス・ホール教授が、1996年に出版した書籍のタイトルで、書中で「長寿化した我々に、固定化・安定化した環境の中で賃金上昇を軸としたキャリア形成をするモデルは合わなくなっている」ことを明文化しました。同氏は、既に1976年にこれからのキャリアモデルとして「プロティアン・キャリア ~変幻自在なキャリア」を提唱しており、「The Career Is Dead」により、変化社会におけるキャリアモデルが明示されたわけです。

伝統的キャリアの行方

一方の日本では、「一生涯安定」を連想する日本的雇用慣行に対して、2019年4月19日経団連 中西会長が「企業には、終身雇用を続けることが難しい」と発言しました。それにより我々は、「大学・会社・仕事という枠内に留まるために努力することが“イイ収入、イイ人生”に繋がる」とした伝統的キャリアモデルが終焉を迎えたことを受け入れざるをえなくなりました。「日本的伝統キャリアモデル Is Dead」というわけです。

改めてキャリアを考える

人は産まれた瞬間から、時間と言う資源を基に創活(そうかつ)を始めます。そして、最後に天を見上げて、持てる時間を投じて創りだした自分は「本当に良かったのか?」と問い、“全てを統合する”ことになります。ここに至る道のりがキャリアなのです。すると、自己承認欲求は、「キャリアの現状経過は間違っていないか?」と認め承る行為であると考えられます。ただ、現状経過に対する承認を都合よく得られわけも無く、キャリアに対する自己承認欲求を常に満たすことは容易ではありません。だからこそ、ある種のイイ枠に自分を置くことで、最後に「本当に良かった」と“思えるだろう、いまの安心“に代替しているのかもしれません。キャリアの評価軸を大学・企業・仕事に留まることに置き換える、これが日本的伝統キャリアモデルから抜け出せない所以なのです。

1つ質問です「あなたにとって、良いキャリアとは何ですか?」

前述のように日本的伝統キャリアが終焉を迎え、社会環境がグレートリセット※され企業も組織も仕事でさえも過去のイイとは非連続となった状況下で、自分のキャリアだけが普遍的にイイ状態であり続ける確証は持てなくなりました。さらには、人生100年時代に我々の社会生活の期間が長くなっています。そうした変化社会に、「自分にとって“良いキャリア”とは何か?」を「現状経過は間違ってない」と認め承ることができる評価軸を新たに考え直す必要があります。

※グレートリセット:より良い世界をもたらすために、私たちの社会と経済のあらゆる側面を見直し、刷新すること。

日本におけるこれからのキャリア

キャリアの評価軸を、「経験を通じて蓄積した個人のキャリア資本」に置き、自己承認を自分で行うプロティアン・キャリアの考え方が、日本の企業そして個人にも急速に広がっています。そもそもプロティアンはギリシャ神話の神で状況の変化に合わせて何にでも変化できるプロテウスを語源にしているのです。※法政大学 キャリアデザイン学部 教授 田中研之輔先生は、ご著書『プロティアン』において、キャリア資本は①ビジネス資本、②社会関係資本、③経済資本の三つとしています。(詳しくは書籍をお読みください。)

プロティアン・キャリアの実践

プロティアン・キャリアが、これからの働き方において重要であることは言うまでもありません。ただ、これまで自己承認を支えてきた“イイ枠に留まる”習慣を、キャリア資本を蓄積する習慣(自らとプロティアンを繋ぐ)へ切り替えるためには、従来のイイ枠組みとは異なる環境(異質で多様な環境)に身を置き変化適応能力(アダプタビリティ)を高めることが必要となります。急速な社会変化が進む一方で、習慣を変えることはとても難しいことですが、それ以上に習慣を変えるための環境を見つけるのは更に困難を極めます。

プロティアン研究会

そこで、田中研之輔先生と共同で、1人でも多くの方がプロティアンを実践に向けるためのコミュニティ“プロティアン研究会”を立ち上げました。いま、「変化する社会においてタイミングを見守るキャリアか」、「キャリア資本を蓄積し変幻自在に、そして主体的に行動するキャリアか」、を選択することが可能になりました。田中先生のご著書『プロティアン』を読んで興味を持たれた方、自身の身に大きな変化感じている方、将来に対するキャリアを考えている方のご参加をお待ちしています。

日本におけるこれからのキャリアモデル | きゃりぽ

最後に~ キャリアコンサルタントの役割

ここまで述べてきたように社会環境の変化に合わせて、“働き方”が大きく変化しようとしています。ただ、我々が個々人で時流を読んで変幻自在に自分を変えることは簡単なことではありません。そうした中、今後キャリアコンサルタントに対する社会的要請は格段に高まることが予想されます。

しかし一方で、キャリアコンサルタントが、そうした社会の要請に個々で向きあうことには限界があります。キャリアコンサルタントが、より専門家として自立して活動していくために、またクライエントのニーズに応えるためには、“きゃりぽ”が機能保持しているマッチング・交流・研鑽の活用が欠かせなくなっています。

これからの変化する社会においも、“きゃりぽ”が企業と労働者そしてキャリアコンサルタントの架け橋としての役割を担ってくれることに、一層期待をしています。そして益々のご発展を心より祈念申し上げます。

コラム著者

中村 英泰

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  1. コラム「祝!きゃりぽ1周年」
  2. コラム「職業の選択におけるキャリア的視点」
  3. コラム「働くって素晴らしい!を伝えたい」
  4. コラム「副業?複業?福業?…パラレルキャリアって?」
  5. コラム「変革・従業員・企業(組織)がキーワードの企業領域キャリア支援」
  6. コラム「人生の後半戦、私たちはもっと輝こう!『女性50代からのキャリアデザイン』」
  7. コラム「祝!きゃりぽ2周年」
  8. コラム「女性のキャリアにプロティアン」
  9. コラム「訪れるキャリアトランジション(転機)に備える」
  10. コラム「企業領域におけるキャリアコンサルタントの存在価値~自己理解~」
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