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2020.10.26 インタビュー

更新:

キャリコンインタビュー 石川 恵美子さん

澤田

今回は、大学生~第二新卒3000名にカウンセリングを行い、大学でのキャリア講師、 企業研修講師として活躍されている石川恵美子さんに、キャリアコンサルタント(以下、キャリコン)としてのお仕事とキャリア講師を目指す方への支援などについてお話を伺いました。

これまでのご経歴を教えてください。

就職氷河期に人材広告会社に入社、7年ほど企画営業を経験し、結婚を機に離職しました。
子育てをしている中 で前職よりマッチングコーディネーターとしての復職打診があり、8年振りにカムバックをしました。

マッチングコーディネーターをする中で、学生のカウンセリングがしたいと思い、大学のキャリアセンターとのWワー クを始めました。
現在は、フリーランスのキャリコンとして学生のカウンセリング、キャリア授業講師と企業研修講師、個人カウンセリングをしています。

キャリコンになられたきっかけを教えてください。

同期からの復職打診だったのですが、当時一度離職した人間が戻るという前例がなく、手ぶらでは戻れないと感じました。

その際にマッチングコーディネーターがどんな職業なのかを調べていく中でキャリコンの文字を見つけたことと、キャリコンとして大学のキャリアセンターで働いていた大先輩に相談したこともきっかけです。

キャリコンとしてのご経験と現在携わっておられるお仕事についてもう少し詳しく教えてください。

主な経験は、大学生から第二新卒の若年者層への支援です。
3,000名近くのカウンセリング経験があります。

現在は、大学でのキャリア授業の開発や講師、キャリコンで学んだ理論を踏まえて、1on1コーチや管理職研修、 コミュニケーション研修などの企業研修もしています。
その他、キャリア講師を目指している方への支援もし ています。

キャリア講師のお仕事をするようになった大きなきっかけがあったと伺いました。具体的におきかせ頂けますか?

人材広告会社在職中は、学生に対し一括でエントリーができる便利な就職情報サイトを提供していましたが、「働く本質」や「働く意味」などを立ち止まって考える機会を与えていなかったと思います。

もちろん求人広告会社 が「働く意味」を学生に伝える必要はありませんが、その結果が、入社3年未満の離職率30%の原因の一つとい っても過言ではないと考えています。

ところがそんな過去の自分のことを忘れ、キャリコンとして就職支援をしていたある日、ある女子学生に「仕事について誰も何も教えてくれなかった。
でも何ができるか何がしたいかが全くわからない!!」と涙ながらに言われたのです。

煽る存在だけだったかつての自分と現在のキャリコンとしての自分が学生に「伝えなくてはいけないこと」があるのではないか、自分の経験とスキルを活かすことができるのではないかと感じ、キャリア講師への道を考え、行動に移しました。

大学生や第二新卒のキャリアコンサルティングをするうえで気を付けていることはどんなことですか?

自分の学生時代のことは捨てて、令和2年の学生の目線で聴くようにしています。
少子化が進み、「サービスを受けることが日常」 と思っている学生がいきなり社会に出て自分で考え、数字・結果を求められてもアレルギーを起こしてしまうのは当然です。

その不一致を埋める為に「働くとはどういうことか」をキャリアの授業で扱っています。また情報を取捨選択し、自分で考えることが大切だということも伝えるようにしています。

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キャリア講師を目指す方への支援を積極的にされていると伺いましたが、そのきっかけを教えてください。

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